2019年に発売開始され、未だに写真・動画どちらも最先端のプロ現場でも使用されているLUMIX S1。
そんな僕も長年使用しているLUMIX S1を今回は紹介していこうと思います。
LUMIXとは
2001年から販売しているPanasonicのデジタルカメラブランドです。
歴史はまだまだ浅いが、Leica監修のもとレンズ開発・製作をしていることから高品質・高性能を実現し、多くのカメラマンから支持を受けています。
また近年では動画にも力を入れ、多くの動画クリエイターがLUMIXで参入しています。
LUMIX DC-S1の特徴
LUMIX Sシリーズのうち今回紹介するS1は、2019年3月23日に発売されたPanasonicのフルサイズミラーレス一眼カメラです。
高画素機であるS1Rと動画性能を追求したS1Hの中間モデルであるS1。
高画素機能も動画性能も両立したLUMIX S1には多くの特徴を持っています。
LUMIX S1の特徴はたくさんありますが、ここでは「写真」と「動画」に分け、ざっくりと紹介します。
写真
高画素
LUMIX S1は2,420万画素のフルサイズセンサーを搭載しており、ダイナミックレンジもかなり高く黒から白までしっかり表現してくれます。
またハイレゾモードというものがあり、1度に4枚撮影合成して4倍の画素数の写真を作り出されることもできます。
この性能がすごく、高感度耐性もそのまま、8Kをも超える96MP(メガピクセル)まで画質だけ向上させる優れもの。
強力な手ぶれ補正
ボディ内手ぶれ補正5.5段、Dual.I.S 2では6段となり、現在のミラーレスカメラの中でもトップクラスの手ぶれ補正を誇っています。
高解像度なファインダー
LUMIX S1の電子ファインダーは576万ドットと、ミラーレスの中でも最高クラスの高精細となっています。
ミラーレスカメラの電子ファインダーの写りがネックな人も抵抗なく使用することができます。
また有機ELを使用していることから色の表現がとても広いです。
特に”黒”の表現にはとても驚きます。
そして倍率0.78倍という超大型ファインダーということもあり、視野性もミラーレス界の中でも最高クラスです。
動画
V-Log撮影
ここで紹介するV-Log撮影はビデオログ撮影のことではなく、Panasonic規格のLog映像を収録できることです。
そもそも「Log」とは、ガンマ(明暗)と色域の収録する幅を大きく広げ、黒つぶれや白飛びを防ぎます。
さらに多くの情報を収録することで、通常の撮影では残らない色の情報を後から編集することができ、色編集の幅が広がります。
V-Log撮影をするには、別売のアップグレードソフトウェアキー「DMW-SFU2」が必要になります。
LUMIX S1で動画撮影をこれからやっていきたい人はアップグレードをお勧めします。
外部収録によるRAW収録
LUMIX S1は外部モニター「Blackmagic Video Assist 12G HDR」を使用することで、RAW収録が可能となります。
カメラをやっている人なら分かると思いますが、「RAW=生」データを動画で収録できるのです!
映画制作等で使用するカメラではRAW収録できますが、1台10,000,000円以上とかなり高価です。
ミラーレスの中でもRAW収録できる機種はありますが、ごく一部のみです。
その一部のミラーレスのうち1台がLUMIX S1です。
「RAW」とは「Log」で紹介した”ガンマ(明暗)”と”色域”以外にもホワイトバランス・色被り・彩度・とレンズを通してイメージセンサーに届いた光の情報をほぼすべて収録するイメージです。
RAW収録することで自然なホワイトバランスの編集でカラコレができたり、大きく色彩を編集しても綺麗に出来上がります。
実際に映画やCMの撮影ではRAWが使われています。
4K(外部収録で5.9K)で収録
LUMIX S1は通常4K、外部収録モニター「Blackmagic Assist 12G」を使うことで5.9Kでの収録が可能となります。
解像度が高いほど動画編集時に大きくクロップすることが可能となるので、より編集の幅を広げることができます。
また4K出力が主流となりつつある昨今でも、5.9Kならクロップできることはかなり大きい強みですよね。
僕自身、多くの撮影で5.9K収録の恩恵を受けることが多々あります。
作例
僕が撮影した写真や映像を作例として紹介します。
写真
動画
Promotion movie:Glenfiddich
Promotion movie:LILA
まとめ
いかがでしたでしょうか。
写真でも動画でもプロクオリティの作品を作り出すことができるLUMIX S1。
これから写真、そして映像制作をして行きたい人はぜひLUMIX S1を候補に入れてみてはいかがでしょうか。
きっとあなたの期待に応えてくれるはずです。
それではカメラライフを楽しんでいきましょう〜!
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