賃貸住宅に住んでいる方で、自分の部屋の音が漏れが隣人に迷惑をかけていないか心配な方はいませんか?
僕自身、ギターや音楽鑑賞、映画鑑賞が趣味のため、賃貸で一人暮らしを始める際は、とても”音”が気になりました。
色々と調べていくと、DIYである程度防音ができることを知りました。
今回はそんな僕が行った防音壁のDIYを紹介していきます。
音楽好きの方など、賃貸住宅へ引っ越す際は参考にして行ってください。
防音に有利な部屋
これを言ってしまえば身も蓋もないのですが、「部屋選び」が一番重要になってきます。
部屋選びについてポイントを一覧にしてみました。
- 鉄筋コンクリート>重量鉄骨>軽量鉄骨>木造
- 角部屋>中部屋
- 1F>2F、3F…
ちなみに僕の部屋は軽量鉄骨、角部屋、1Fになります。
角部屋=防音施工する壁が1枚ですむということになるのでおすすめです。
仕組み
仕組みとしては、壁→遮音シート→吸音ボード→防音パネルの順に施工していきます。
それでは詳しく説明していきます。
遮音シート
遮音シートは音を通さず、音を跳ね返す効果があります。
音源から見て一番外側(壁側)に設置するのがポイントです。
吸音ボード
吸音ボードは名前の通り、音を吸収する効果があります。
大きく分けて、「グラスウール」と「ロックウール」が存在します。
両者とも断熱材として広く使われていますが、音(空気の振動)を熱エネルギーに変換する特徴も持っています。
「グラスウール」は3000Hz周辺の高音を特に吸収し、「ロックウール」は500Hz周辺の中低音の吸収を得意としています。
自分の用途に合わせて選んでみてください。
商品によって密度が異なりますが、密度の高い方が吸音効果は増します。
「80kg/m3」と「150km/m3」と種類がありますが、「150km/m3」の方が吸音効果が高くおすすめです。
防音パネル
防音パネルは、音の響きを抑えたり、音を整えたりする効果があります。
僕が使ったのは有孔ボードといい、学校でも音楽室や放送室で見たことがあるかと思います。
防音パネルは後ろ(吸音ボード)との間に空間を設けることがポイントです。
実際に取り付けてみました
まずは、遮音シートから、、
遮音シート
僕は鉛のシートとゴムのシートを両方使いましたが、どちらか片方だけでも大丈夫です。
壁への貼り付けは、タッカーを使用していきます。
タッカーは壁にほとんど跡を残さないうえ、貼り付け力はかなり強力です。
上の写真の様に隙間なく貼り付けていきます。
吸音ボード
続いて吸音ボードの取り付けをしていきます。
今回使ったものは「150km/m3」のロックウールですが、グラスウールも同様にカッターで簡単に切断できるので、壁に合わせて隙間なく敷き詰めていきましょう。
念の為、二重にしました。養生テープで仮止め後、隙間を貼っていきます。
ここで、有孔ボード(防音パネル)を貼り付けるための柱を立てていきます。
壁や床に傷をつけないために2×4とディアウォールを使います。
防音パネル
有孔ボードに合わせて、横の柱となる板を貼り付け、有孔ボードをネジで打ち込んでいきます。
防音壁の完成
これで防音壁は完成です。
計算上だとこれで80%以上の音を遮断することができます。
あとはここからカスタマイズしていきます。
これでギターは弾けますが、映画が見られません!(笑)
自分風にアレンジ
テレビ追加
まずは映画を見るために必要不可欠なテレビを取り付けます。
あらかじめ2×4と2×4の間に取り付けた横の柱にテレビスタンドを取り付けます。
オーディオ追加
お気に入りのスピーカー(B&W803)を設置しました。
アンプはMarantzのSR7010。
この組み合わせが最高に気持ちいんですよ。
あ、脱線しました。
ギタースタンド追加
続いてケーブル類をまとめてギタースタンドを壁に設け完成間近!
完成
完成です。
賃貸とは思えない綺麗でおしゃれな仕上がりです。
隣人にも迷惑をかけることなく、ギターや映画の趣味を楽しむことができます。
防音パネルに有孔ボードを使用したことで、部屋内の音響も整い音もクリアに聞こえます。
賃貸でも音楽関係、映画関係の趣味をお持ちの方はぜひ参考にしてみてください。
賃貸でも工夫して楽しんでいきましょうー!
それではまたー!
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