今回は僕のセカンドカーでもあるバーキンセブン(通称:スーパーセブン)を紹介していこうともいます。
多くのスポーツカーをこれまで乗ってきましたが、他のスポーツカーとは完全に別物です。
所有して初めて分かりましたが、こんな癖の強いスポーツカーはありませんでした。(ケータハムやウェストフィールド等のセブンシリーズは除いて)
スポーツカー好きだったら絶対に1度は乗っておいた方がいい1台だと感じています。
スペック
僕が所有しているバーキンセブンのスペックを紹介します。
僕は普段映像制作をしているのですが、せっかくですのでMyセブンの動画をこちらに載せておきます。
バーキンセブンは大きく分けて、フォードのKENTエンジンを搭載した1,600ccと1,700ccのモデル、ゼテックを搭載したS3(1.8)とS3(2.0)、それからコスワースエンジンを搭載したB.D.RとB.D.Pが存在します。
僕のモデルは比較的一般的なKENT 1700ssというフォードのOHVエンジンのモデルになります。
乗車定員 | 2名 |
重量 | 550kg |
駆動方式 | FR |
最高出力 | 135ps(101kW)/-rpm |
最大トルク | -kg・m(-N・m)/-rpm |
エンジン形式 | 直列4気筒OHV |
排気量 | 1690cc |
ガソリン | 無鉛プレミアムガソリン(ハイオク) |
トランスミッション | 5MT |
燃費 | – |
価格 | 2,380,000円〜 |
あまり知られてはいませんが、ケータハムと同様にバーキンにもコスワースのグレードが存在していました。
フラッグシップとしてB.D.Pがあります。
実際に見たことはありませんが、1995年の「Best MOTORing official」で紹介されていました。
エンジン
上記でも紹介しましたが、僕が乗っているセブンのエンジンは、フォード製の直列4気筒OHV(Over Head Valve)の1700ccになります。
これは当時のケータハム/スーパーセブンと同じエンジンになりますね。
カタログ値では最高出力135psとなっていますが、運転していて135ps出ているような感じはあまりしません。(笑)
体感だと100ps〜110psくらいなイメージです。
ただ僕のセブンは吸排気をイジっている上、30年近く前の車ということで、新車時のパフォーマンスはさすがに残っていませんが、まだまだワインディングを気持ちよく駆け抜けることができる心地よいエンジンです。
トランスミッション
トランスミッションは4MTと5MTの2種類ありますが、僕が乗っているモデルは5MTとなります。
もともとクロスミッションのため、シフトチェンジは多くなりますが、そんなシフトチェンジすることも楽しく感じてしまうのがセブンのいいところでもあります。
またショートストロークのため手首のみ行うスムーズなシフトチェンジがとても気持ちいです。
他の車だとS2000のシフトの感覚と近いです。
足回り
セブンはフロントのアーム類やサスペンションが剥き出しになっています。
サスペンションは前がダブルウイッシュボーン、後ろがライブアクスルとなっております。
他のスポーツカーと異なるポイント
バーキンセブンは、他の多くの車と異なる特徴を持っています。
フレーム
バーキンセブンは、一般的なモノコックフレームではなく、チューブラーフレームを採用しています。
チューブラーフレームは、溶接された薄肉の鋼管を組み合わせて構成された車体構造の一種であり、軽量かつ剛性が高いことが特徴です。
これらの車種は、車体重量を軽くすることで高い操縦性能や加速性能を発揮するため、レーシングカーやスポーツカーに多く採用されています。
オープンホイール
バーキンセブンが他の車と違う一番のポイントはやはりこのオープンホイールではないでしょうか?
そしてこのオープンホイールに憧れてセブンを購入した方も多いかと思います。
剥き出しのアーム類とサスペンション、そしてステアリングを切るとタイヤと一緒に動くフェンダー。
他の車では味わえないセブンならではのスタイリングですね!
段差を越えるたびにストロークするサスペンションとタイヤが見えて、それだけで面白いです。(笑)
低目線
バーキンセブンのシートから見る世界は、他のスポーツカーでは味わえないくらいの低目線となっています。
運転席に座ったまま地面を触れるほどです。
めちゃめちゃ楽しい
スーパーセブンを運転する楽しさは、他の車とは一線を画します。
まず超軽量なボディで素早い加速を実現し、アトラクションに乗っているようなスリリングな体験ができます。
また、スーパセブンの操縦性能は非常に優れており、曲がりくねった道や山道など、ドライビングテクニックが求められるコースでも楽しく走行できます。
腕を極めれば、峠の下りは無敵ではないのか!?と思うほどです。
そのため、ドライバーは車を自由自在に操ることができ、路上レースのような体験を味わうことができます。
さらに、スーパーセブンのシンプルな外観や独特なデザインは、スーパーカー並みに多くの人から注目を集めることも多々あります。
なので目立ちたい人はおすすめですね(笑)
そのため、スーパーセブンを運転する楽しさは車両の性能だけでなく、周囲の人々からの注目や反応なども含め、独特なものがあります。
スーパーセブンを運転することは、まさにスポーツカーファンやレーシングドライバーの夢を叶える、特別な体験となること間違いなしです!
気になるポイント
バーキンセブンは普通の車と同じ感覚では乗れない車です。
トラブルや快適機能に関しては、普通の車と全く比較できません(笑)
この気になるポイントが問題ない方は、ぜひセブンに乗っていただきたいです!
トラブル
バーキンセブンは、構造が簡素で部品点数が少ないため、一般的な自動車よりも故障しにくいとされています。
しかしながら古い設計のエンジンに、古い設計のミッション、電装系を載せ、手作りで作られた車のため、ちょくちょくトラブルに見舞われることがあります。
購入してから今まで見舞われたトラブルについてまとめてみます。
ステアリングシャフト溶接部の剥離で走行中突然ハンドルが効かなくなったトラブルはめちゃめちゃ怖かったですね(笑)
快適機能は一切なし
バーキンセブンは軽量シンプルを重視したスポーツカーであることから、快適性は皆無です。(笑)
一般的にバーキンセブンはスポーツ走行を目的としているので、乗り心地よりハンドリング性能を重視しています。
そのため、一般道路での快適性を追求するような柔らかいサスペンション設定ではなく、剛性が高く直接的なロードフィールを提供するサスペンションが採用されています。
これにより、路面の凹凸や振動を感じやすく、長距離の運転は疲れます。(笑)
また軽量性を追求しており、余分な重量を排除するために装備が簡素化されています。
そのため、快適性を向上させるためのエアコン、オーディオなどはおろか、エアバッグ、ABS、パワステ、そしてドアすら装備されていないのです。
そして現在のオープンカーとは全く異なり、風の巻き込みがとても激しく、40km/hも出せば室内(?)は台風直撃状態です。(笑)
また助手席側にマフラーがついており、走り出せば排気音でほぼ会話はできません(笑)
でもそれがいいんです。
それが楽しいんです!!
安全性
上記で少し触れましたが、エアバッグやABSなどの安全機能もバーキンセブンには皆無です。
それどころかボディ側面は鉄パイプ(チューブラーフレーム)にアルミパネルを取り付けただけのシンプルな作りになっているため、万が一事故にあった場合は被害は大きくなってしまいます。
ですが、スポーツカーだけあってロールバーはかなりしっかりしたものが取り付けられているので、横転時は一般の車よりも乗員を守ってくれる可能性があります。
バーキンセブンに乗るにはこれだけは覚悟しなければなりませんね。
まとめ
今回は僕のセカンドカー「バーキンセブン」について紹介してみました。
いかがでしたでしょうか?
現行のスーパーセブンは、ケータハムでしか販売していませんが、昔と比べかなり高価になってしまいました。
今この価格でこれだけ楽しむことができるバーキンセブンは本当におすすめですよ!
みなさんにバーキンセブンの魅力が少しでも伝わってくれたら嬉しいです。
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