今回、DJI Mavic 3 Proの発売に伴いあまり注目されていない意外な落とし穴について紹介していこうと思います。
Mavic 3 Proについて
Mavic 3 ProはDJIが発売したMavic3シリーズの最新モデルです。
他のMavic3シリーズと異なる点は、3眼レンズとなったことです。
それぞれ、24mm、70mm、166mmとなっており広角から望遠まで全てをカバーできるようになったことで撮影用途の幅がかなりアップされ注目を集めている機種でもあります。
注意事項
さてそんな注目を集めているMavic 3 Proの注意点をここで紹介していこうと思います。
センサーサイズについて
センサーサイズですが、この3眼レンズはそれぞれ独立していて、同様にセンサーも独立していて別々のセンサーを使用しています。
注意しなければならないのはそれぞれセンサーサイズが異なる点です。
- 広角・・・4/3インチ
- 中望遠・・・1/1.3インチ
- 望遠・・・1/2インチ
実はMavic3シリーズで注目されていた4/3インチセンサーは広角でしか採用されていないです。
中望遠の1/1.3インチは「Mini 3」と同等、望遠の1/2インチに関しては「Mavic Air 2」と同等のセンサーとなっています。
「Mini 3」や「Mavic Air 2」が決して悪いわけではありませんが、3眼全てが4/3インチセンサーではなく、広角のみという点を注意しましょう!
3眼レンズについて
続いては3眼レンズについてです。
3眼レンズのそれぞれの絞りについてまとめてみました。
- 広角・・・f2.8〜f11
- 中望遠・・・f2.8(固定)
- 望遠・・・f3.4(固定)
広角はf2.8〜f11とマニュアル設定で変更可能ですが、中望遠はf2.8固定、望遠はf3.4固定となっています。
固定ということは映像制作において、フレームレートに対する適正シャッタースピードを維持するのが困難ということです。
また、超望遠に至ってはセンサーサイズでも紹介した通り、1/2インチセンサーのため、f3.4というf値ではなかなか望遠を活かした「ボケ感」を表現するのが難しくなってきます。
D-Logについて
映像制作を行う際にカラーグレーディングをする人は多いと思います。
その際に多くの方が、Log(DJIの場合D-Log)での収録を行うと思うのですが、実は望遠側(166mm)ではLog収録ができないのです。
この点は見逃している人も多いのではないでしょうか?
望遠側の映像でカラーグレーディングを行う映像制作をしたい場合、大幅な色編集ができないということも注意しておきましょう!
現在DJIで、望遠レンズを使用したドローン空撮ができる機種は、Inspire3のみとなっています。
またInspire3は「Zenmuse X9-8K Air」というカメラを搭載しておりフルサイズセンサーのRAW収録も可能となっていることからカラーグレーディング前提に特化した映像を収録することができます。
望遠を使わないなら「Mavic 3 Classic」がオススメ
もし、望遠を使用しないのであれば、「Mavic 3 Classic」を僕はおすすめします。
広角レンズに関しては、「Mavic 3 Pro」と同等の性能を誇り、最近大幅値下がりしたこともありとても手を出しやすくなったモデルでもあります。
「Mavic 3 Classic」について別の記事でも記載しているので気になる方は参考にしてください。
まとめ
今回は、「Mavic 3 Pro」の購入前に注意する点について紹介しました。
Mavic 3 Proの注意する点をまとめてみました。
いかがでしたでしょうか?
自分の用途に合ったドローンを是非見つけてください!
そして一緒にドローン空撮楽しんでいきましょう!
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