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映像制作でオススメ丸型NDフィルター3選!Xムラや使いやすさ、価格を比較。

写真&映像

今回は写真ではなく、映像制作目線でNDフィルターを紹介します。

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NDフィルターとは

映像制作では写真撮影とは違い、シャッタースピードはフレームレート(fps)に依存します。

フレームレートとシャッタースピードの関係
  • 24fpsの場合・・・1/50sが適正
  • 60fpsの場合・・・1/120sが適正
  • 180fpsの場合・・・1/360sが適正

だいたいfpsの倍数分の1秒が適正シャッタースピードとなります。

動画撮影の際は上記のシャッタースピードで撮影することで、自然な動きで収録することが可能です。
※上記が適正設定なだけでシャッタースピードは任意で変更できます。

上記の理由で、シャッタースピードで露出を調整できなくなるため、レンズから入ってくる光量をNDフィルターで調整するのです。

NDフィルターの種類

NDフィルターには大きく分けて「丸形」「角形」が存在します。

丸形

丸形のNDフィルターのほとんどが”可変式”といい、明るさ調整式のNDフィルターになります。

丸形NDフィルターはレンズ先端のネジに固定して使用します。

可変式のため1枚持っていれば、ほぼ全ての映像を収録できることもあり初心者におすすめのNDフィルターです。

注意しなければいけないのは、安価なNDフィルターや調整幅の大きなNDフィルターと広角レンズの組み合わせの場合Xムラが発生しやすいです。

Xムラ
左:Xムラなし/右:Xムラあり

角形

角形のNDフィルターは、上級者向けのNDフィルターとされています。

というのも角形NDフィルターは明度固定式であり、明るさを調整するには複数枚重ね付けする必要があるうえ、1枚1枚が丸形より高価でもあります。

ですが、丸形NDフィルターのようにXムラを気にする必要もなく、細かな映像や色を重要視する映画やプロモーションムービーでは角形NDフィルターが一般的に使用されています。

ND数値の意味

NDフィルターには数値が記載されています。

この数値から、レンズから入ってくる光の量をどのくらい調整できるのかがわかります。

ND数値NDなしND4ND10ND100ND400
レンズから入ってくる光量100%25%10%1%0.25%
シャッタースピード
(NDなし時適正が1/4000の場合)
1/40001/10001/4001/401/10

つまり30fpsで撮影したい時は、露出適正シャッタースピードが1/1500sの場合ND25のフィルターをつければ30fpsで適正の映像を撮ることができます。

NDの計算(例)

30fpsで撮影したい→適正シャッタースピードは1/60s

露出適正シャッタースピードが1/1500sの場合、

1500÷60=25 a.ND25のフィルターが必要

という計算になる。

重ね付けをするとどうなる?

丸形NDフィルターの場合、種類にもよりますがケラレ防止のためフィルターの重ね付けは2枚までが一般的です。

例えば、ND32とND10の2枚のフィルターを取り付けた場合、「32×10 = 320」ND320のフィルターをつけたのと同等の効果を得られます。

また重ね付けをする際は、レンズ内部反射によるゴーストやフレアの発生を防ぐためにNDの番号が大きいもの(暗いフィルター)を外側になるように取り付けます。

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おすすめNDフィルター3選

K&F Concept 67mm 可変NDフィルター ND2-ND400

K&F Concept 67mm 可変NDフィルター ND2-ND400

まずはコスパ最強の「K&F Concept 67mm 可変NDフィルター ND2-ND400」です。

この価格帯でありながらND2〜ND400まで調整可能で、1あれば全てが完結します。

動画制作のこれから始める初心者にオススメの1本です。

しかしながらデメリットもあり、広角レンズではND400付近でXムラが発生しやすいです。

ですがそれを上回るコスパと使いやすさがあり、始めての1本目にはおすすめの可変NDフィルターとなります。

K&F Concept 82mm マグネット可変NDフィルターND2-ND32 

K&F Concept 82mm マグネット可変NDフィルターND2-ND32

続いて紹介するのは、「K&F Concept 82mm マグネット可変NDフィルターND2-ND32 」です。

上記で紹介した可変NDフィルターのマグネット脱着モデルです。

このNDフィルターの特徴はなんと言ってもレンズにアダプターを取り付けているだけで、フィルターの脱着は1秒で終わるという点です。

明暗の激しくNDの脱着を頻繁に行う撮影におすすめのNDフィルターです。

NiSi 可変NDフィルター TRUE COLOR VARIO 1-5stops (ND2~32)

NiSi 可変NDフィルター TRUE COLOR VARIO 1-5stops (ND2~32) 82mm

最後に紹介するのは「NiSi 可変NDフィルター TRUE COLOR VARIO 1-5stops (ND2~32) 」です。

NiSi特徴は全領域でXムラの発生がなく、NiSi独自のTrue Colorテクノロジーで黄色かぶりの発生を抑えていることからレンズ本体の色合いを保ちます。

デメリットとしては価格があげられます。

映像の”色”にこだわる方にはこの金額を払う価値が十分にあると思います。

僕も使っていますが、Xムラのことも気にする必要がなくとても使いやすいです。

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まとめ

いかがでしたでしょうか?

NDフィルターの基本はこれで理解していただけたはずです。

NDフィルターを使いこなして、さらに高クオリティの映像を作り上げていきましょう!

僕の写真&動画撮影で愛用している「LUMIX S1」のレビューや、小型Vlogカメラ「SONY ZV-E10」についても紹介していますので、よかったら見ていってください。

それでは映像制作楽しんでいきましょう〜!

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