カメラやってみたい!…と思ってもカメラの種類もたくさんあるし、どれを選べばわからないですよね。
今回の記事は初心者向けカメラ選びです!
フォトグラファー&動画クリエーターをやっている僕の経験と独断と偏見(笑)でカメラを紹介していきます。
みなさん初めは「カメラの種類」と「メーカー(デザイン)」と「センサーサイズ」の3つで迷うと思います。
ざっくりと解説していくので参考にしていただければと思います。
カメラの種類
現在主流のカメラは大きく分けて「一眼レフ」と「ミラーレス」の2つに分けられます。
おそらく多くの人がこの2択で迷うと思います。
まずはそれぞれの特徴から見ていきましょう!
一眼レフ
一眼レフの構造は、レンズから入ってきた光をレフ板(ミラー)に反射させ、ペンタプリズムで屈折させた光がファインダー(覗く穴)に写ります。
シャッターを切った一瞬だけレフ板(ミラー)が上りイメージセンサー(撮像素子)で光をデータに変換され保存されます。
簡潔に言うと、レンズから入ってきた光がそのまま(光学)ファインダーに写るのが一眼レフの大きな特徴になります。
この仕組みを「光学式ファインダー」と言います。
ひと昔前までは一眼レフが主流でした。
CanonやNikonなどが有名で、現在でも根強いファンが多いです。
簡単に言うと、大きく重いが、全体的に高画質なモデルが多い!といったイメージでしょうか!
ミラーレス一眼
ミラーレス一眼の大きな特徴は、一眼レフに内蔵されているレフ板(ミラー)やペンタプリズムを撤廃したことによる小型化・軽量化です!
レフ板(ミラー)やペンタプリズムを撤廃したことにより、イメージセンサーで常に光をデータに変換し、ファインダーや液晶モニターに映像として写しています。
この仕組みを「電子式ファインダー」と言います。
ここ数年でミラーレス技術が飛躍的に伸び、今後のカメラの主流になると言われています。
SONYやLUMIX(Panasonic)の評判がよく、電化製品メーカーの培ってきた技術がカメラに注がれています。
簡単にいうと、画質よりも、サイズ感や使いやすさ重視!なカメラが多いです。
もちろん20万円を超えるような、プロ機になれば一眼レフのプロ機と同等の画質を誇ります。
カメラのメーカー
続いて迷うところはメーカーですよね!
メーカーにより強み弱みもあるので、自分の用途にあったメーカーを選ぶと良いです。
Canon
言わずと知れたカメラ世界シェアNo.1メーカー!Canon
1933年に創業し、一眼レフカメラで世界を引っ張ってきたメーカーです。
一眼レフで迷ったらCanonを選んでおけば間違い無いでしょう。
私も何度かCanonを使用しましたが、発色(特に人の肌)がとても綺麗で、主に人の撮影をしたい人はCanonをおすすめします。
Nikon
Canonと並び、日本、世界を支えてきた一眼レフ代表メーカーです。
サイズ感、価格共に一眼レフの購入を考えている人なら一度は気になるのではないでしょうか!
Nikonの最大の特徴は自然な発色の美しさです。
主に風景写真などを撮りたい人におすすめします。
Nikon公式ホームページ
SONY
ミラーレスの普及と共に一気に知名度を上げたSONY。
長年培ってきた電子機器の技術を取り込んだカメラメーカー。
一番の特徴は瞳AFの精度の高さでしょう。
動き回る子供も一瞬で瞳にピントが合います。
また、センサーサイズの割にボディが小型で軽量のため女性でも持ち運びしやすいです。
気軽に持ち運びたいけど、画質は妥協したく無い人におすすめします。
SONY公式ホームページ
LUMIX
SONYとミラーレスの普及と共に存在感を高めていったLUMIX(Panasonic)
SONYのαシリーズと比較されることが多い。
動画機として使う人も多い。
私はLUMIXユーザーでS1を使用しています。LUMIXのいいところはシーンにとらわれず様々な写真が撮れること!また画質も妥協していないので、大きく重いボディの持ち運びなど気にならない方にはおすすめです。
モデルによっては冷却ファンがついているので長時間動画撮影をされる方にも向いています。
また、2023年に登場したS5IIから像面位相差AFを採用し、AF性能が格段に上がった。
LUMIX公式ホームページ
OLYMPUS
小型で可愛らしいデザインのものが多く女性に人気。
センサーサイズこそ小さいものの、持ち運びに便利なため初めてのカメラとして選ぶ人も多いです。
なんといっても見た目の可愛さ!
旅行やデートなどに気軽に持ち運び写真を楽しみたい方におすすめします。
いいカメラ買っても持ち出さなきゃ意味がないですからね(笑)
OLYMPUS公式ホームページ
富士フィルム
フィルムが主流だった時代から続く老舗、富士フィルム。
ミラーレスの時代になっても根強いファンは多いです。
「ハイブリットビューファインダー」など他社にはない斬新な技術を取り入れていることなども富士フィルムの特徴です。
カメラの使い勝手より、カメラを操作する楽しみや、作品撮りをしたい方に向いています。
富士フィルム公式ホームページ
Leica
世界的カメラメーカー「Leica(ライカ)」
静岡のアニメといえば「ちびまる子ちゃん」
ちびまる子ちゃんの友達、たまちゃんのお父さんが愛用していたことでも有名ですね!
実は35mmフィルム(現在のフルサイズ)の規格を作り、今では当たり前ですが、「カメラ=気軽に持ち運べてどこでも撮影できる」という概念を作り出したメーカーでもあります。
Leica伝統のレンジファインダー機はシンプルでオシャレ、小型で軽いが操作が難しいため、どうしてもLeicaがいい!って人以外あまりおすすめできません。
が、ライカはシンプルな上、他メーカーのような便利機能は一切ありません。
頭を使わないと写真が撮れないため、カメラの操作を楽しみたい人や、カメラを基礎から学び上達したい人には強くおすすめします。
Leica公式ホームページ
センサーサイズ
センサーサイズは大きく4種類あります。
◯超高画素を誇る中判
◯プロから支持されているフルサイズ
◯フルサイズよりも携帯性を重視したAPS-C
◯さらに携帯性を重視した4/3(マイクロフォーサーズ)
名前に規則性がなくてなかなか覚えにくいですよね(笑)
基本的に大きいセンサーになるほど高画質で高価格になっていきます。
自分がどんな写真を撮ってみたいかによってセンサーサイズを選ぶと良いでしょう。
まずは今回紹介する中で一番小型な、4/3(マイクロフォーサーズ)の特徴から説明していきます。
4/3 マイクロフォーサーズ
コンパクトカメラや小型ミラーレスカメラに使用されている「4/3」
特徴としては、フルサイズセンサーの約半分の大きさのセンサーになります。
作品撮りのような大きなボケを使った撮影やポスターに印刷するような高画素・高感度撮影には向いていません。
しかし、センサーが小さくなる分、ボディも小型・軽量になるために持ち運びが容易になり、お出かけや旅行に気軽に持っていくことができます。
また、最近はセンサー技術が向上したこともあり、高画素・高感度撮影もある程度できるようになりました。
お出かけにカメラを持っていきたいけど、荷物を増やしたくない!なんて方にはピッタリの一台ですね。
価格も安価なためとりあえずミラーレスカメラを体感してみたいなんて人にもおすすめです!
価格帯:約6万円〜20万円
APS-C
さきほど紹介した4/3 マイクロフォーサーズとフルサイズの中間サイズのセンサーになります。
カメラやレンズのレパートリーもかなり増え、さまざまなメーカー、種類から選択可能になります。
4/3センサーでは味わえなかった大きなボケを使った写真など撮影できるようになります。
また、高感度・画素性能も高くなり、使いやすいカメラが多いです。
撮影できる幅が増えると言うことは、「自分を表現できる幅が広がる」ことになります!
ボケを活用した作品撮りをしたい方、画質は妥協したくないけど、ある程度気軽に持ち運びたい人におすすめです!
価格帯:約7万円〜50万円
フルサイズ
プロ機としても使用されているフルサイズセンサー
大きなボケや高画質・高感度にも強く、作品撮り、人物撮影から風景撮影、星空撮影まで一通り対応できる万能センサーです。
特に大きなボケを生かしてた立体的な写真が撮りやすく、写真の満足度は高いでしょう。
またフルサイズのカメラに力を注いでいるメーカーも多いため、手振れ補正や瞳AFなどの機能も高いです。
しかしその分、重量級の大柄なボディやレンズ、値段も高価格な傾向にあります。
最近では質の高いサイドパーティレンズなどの普及もあり、レンズの価格を抑えることもできるようになりました。
フルサイズセンサーは価格や利便性よりも画質を優先する人におすすめします。
価格帯:約15万円〜200万円
中判
あまり話題には上がりませんが、フルサイズセンサーより一回り大きいセンサーに中判センサーがあります。
あまり需要がないためか製造しているメーカーやモデルが少ないです。
メーカーとしては富士フィルム、Leica、ハッセルブラッド等があります。
そのセンサーサイズを生かした広角の超高画素撮影が向いています。
デジタルカメラの最高峰のため、価格も高く初心者で選ぶ方はほぼいません(笑)
大きなポスターに印刷するなどの超高画素撮影をしたい人におすすめです。
価格帯:約40万円〜400万円
おすすめの一台
私のおすすめの一台を目的別に紹介します。
気軽に持っていきたい、初心者に優しいカメラ(マイクロフォーサーズ)
OLYMPUS PEN E-PL10
カメラタイプ:ミラーレス
メーカー:オリンパス
センサーサイズ:4/3 マイクロフォーサーズ
マイクロフォーサーズの中では断トツで小型軽量で価格も安いので気軽にカメラを始めてみたい人にぴったりの1台です。
またデザインもシンプルで可愛いので、持ってお出かけすればきっとテンションも上がることまちがいなしです!
初心者モデルとしては珍しく「ボディ内手ぶれ補正」が装備されているため、暗いシーンでもミスショットを防いで綺麗に撮影できます。
単焦点を使用することで、ボケを生かした撮影なども可能です。
写真も動画も始めたい人にオススメのカメラ(APS-C)
SONY ZV-E10
カメラタイプ:ミラーレス
メーカー:ソニー
センサーサイズ:APS-C
ボディ価格が10万以下でAPS-Cを使用できます。
APS-Cの中でも小型軽量で持ち運びも容易です。
そしてプロも使用しているα7シリーズと同じ瞳AFも備わっています。
写真の他に、動画性能にも力を入れていて、高性能マイクを搭載。
さらに色編集を前提としたSlog2で収録することが可能。
またシグマやタムロンなど、サイドパーティレンズも豊富なのでレンズに困ることはないでしょう。
プロ並みの画質と気軽さを兼ね備えたカメラ(フルサイズ)
SONY α7c
カメラタイプ:ミラーレス
メーカー:ソニー
センサーサイズ:フルサイズ
2020年にSONYが発売したフルサイズ小型ミラーレスカメラ。
約500gという軽量・小型なボディに、プロ機としても使用されているフルサイズセンサーを搭載しています。
もちろんα7シリーズで培ってきた瞳AFや手ブレ補正も常備しています。
また動画機としても優秀で4K動画も撮影可能です。
「軽量・小型・破格・プロ並みの撮影性能」これだけの機能を持っていて、気軽に持ち運べるカメラはなかなかありません。
写真も動画もプロ級クオリティのカメラ(フルサイズ)
LUMIX S5II
カメラタイプ:ミラーレス
メーカー:LUMIX
センサーサイズ:フルサイズ
2023年に登場したLUMIXの新型フルサイズミラーレスカメラ「S5II」は、写真・動画両方に特化したカメラです。
像面位相差AFに加え、冷却ファンまで搭載し、プロ機並みのスペックを持っています。
これだけ高性能なのに、25万円と言うコスパの良さも大きなポイントです!
まとめ
カメラをやってみたいけどどうやって選べばいいかわからない!って人向けに「カメラの種類」「メーカー(デザイン)」「センサーサイズ」の3つの観点から解説しました。
自分に合った1台は見つけられましたか?
この記事が少しでも皆さんのカメラ選びの参考になっていただけたら幸いです。
カメラを始めることで旅行やデートなど、何倍も楽しくなるはずです。
自分の気に入った1台を見つけ、カメラライフを楽しんでください!
それではまたー!
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