LUMIX・SIGMA・LeicaのLマウントユーザーの方々は、Lマウントレンズに満足していますでしょうか。
またLマウントに乗り換えようかと考えている方はいますでしょうか?
昨今3社ともLマウントレンズに力を入れており、ラインナップがかなり豊富になってきました。
今回はそんなおすすめのLマウントレンズを紹介していこうと思います。
Lマウント新作のLUMIX S5IIについてはこちらの記事で紹介しています。
標準ズームレンズ
標準ズームレンズ | 重量 | 手ぶれ補正 | 描写 | フィルター径 | 価格 |
LUMIX S 24-105mm F4 Macro O.I.S. | 680g | ◎ | ◯ | 77mm | 約15万円 |
LUMIX S PRO 24-70mm F2.8 | 935g | ◎ | ◎ | 82mm | 約27万円 |
SIGMA 24-70mm F2.8 Art | 835g | × | ◎ | 82mm | 約11万円 |
SIGMA 28-70mm F2.8 | 470g | × | ◯ | 67mm | 約8万円 |
まずカメラを購入した人におすすめしたいのは、標準ズームレンズです。
ここではLUMIX2本、SIGMA2本を紹介していきます。
LUMIX S 24-105mm F4 MACRO O.I.S.
まずは「LUMIX S 24-105mm F4」です。
LUMIX S 24-105mm F4の大きな特徴はなんと言っても24mmから105mmという焦点距離の幅。
そしてマクロ撮影も可能な上、手ぶれ補正など豪華装備。
ぶっちゃけF4の明るさ・ボケ感が気にならなければこれ1本でほぼ全てをカバーできる万能レンズです。
LUMIX S PRO 24-70mm F2.8
「LUMIX S PRO 24-70mm F2.8」は通称、大三元レンズという王道レンズになります。
またLUMIX S PROシリーズはLeica監修の元製造しているLUMIX本気のレンズシリーズでもあります。
描写力・手ぶれ補正・AFどれをとっても一級品です。
ただ1つ欠点を挙げるとすれば高額なことくらいです(笑)
SIGMA 24-70mm F2.8 Art
「SIGMA 24-70mm F2.8 Art」はSIGMAの大三元レンズとなります。
「Art」シリーズはSIGMAの中でも”描写力”にこだわったモデルとなっていて、このレンズに関しては、LUMIX S PRO 24-70mm F2.8と並ぶほどの描写力を兼ね備えています。
ですが、手ぶれ補正機能は装備していないのでシャッタースピードはLUMIXほど稼ぐことができません。
写真メインの方でしたらかなりコスパのいいオススメレンズになります。
SIGMA 28-70mm F2.8
「SIGMA 28-70mm F2.8」はSIGMAの大三元レンズより広角側の焦点距離が少し短くなったモデルです。
Artラインではないので大三元レンズのような描写力は期待できませんが、小型軽量な上にかなり安いので、これからカメラを始める方、重さが気になる方、映像制作メインでジンバルに乗せてブンブン振り回す方(笑)におすすめのレンズと言えます。
望遠ズームレンズ
ここからは望遠レンズを紹介します。
遠くのものを撮りたい方や、圧縮効果を使った作品撮りをする方に向いています。
望遠ズームレンズ | 重量 | 手ぶれ補正 | 描写 | フィルター径 | 価格 |
LUMIX S PRO 70-200mm F4 | 985g | ◯ | ◎ | 77mm | 約20万円 |
LUMIX S PRO 70-200mm F2.8 | 1570g | ◯ | ◎ | 82mm | 約31万円 |
LUMIX S 70-300mm F4.5~5.6 Macro | 790g | ◯ | ◯ | 77mm | 約15万円 |
SIGMA 100-400mm F5~6.3 DG DN OS | 1135g | ◯ | ◯ | 67mm | 約13万円 |
SIGMA 60-600mm F4.5~6.3 DG DN OS | 2495g | ◯ | ◯ | 105mm | 約37万円 |
LUMIX S PRO 70-200mm F4
「LUMIX S PRO 70−200mm F4」はLUMIX S PROシリーズということで、描写力・AFに力を入れているレンズとなります。
F4にすることで重量を抑え、比較的使用しやすいレンズとなっております。
1kgを切る重量のおかげで長時間の手持ち撮影も苦なく行うことができます。
LUMIX S PRO 70-200mm F2.8
「LUMIX S PRO 70−200mm F2.8」はLUMIX S PROシリーズで、描写力・AF速度ももちろん高速な上、開放でF2.8と大口径レンズとなります。
なかなか重量は重いですが、映し出される画は極上です!
ちなみに僕もこのレンズで結婚式撮影で丸1日使っていたことがありましたが、かなり重かったです。
慣れてしまえば問題ありませんが、手軽さよりも画質にこだわる人におすすめのレンズです。
LUMIX S 70-300mm F4.5~5.6 Macro
「LUMIX S 70−300mm F4.5~5.6 Macro」はLUMIX Sシリーズで、開放F値は可変式だが70mm~300mmという高倍率ズームを持ち合わせ、さらにマクロ(接写)まで可能とする万能レンズです。
さらに望遠レンズでありながら、総重量790gと軽量なことも大きなポイントです。
お手軽に中望遠から望遠、そしてマクロ撮影と1本のレンズで色々な撮影をしてみたい人におすすめです。
SIGMA 100-400mm F5~6.3 DG DN OS
「SIGMA 100-400mm F5~6.3 DG DN OS」はSIGMAの高倍率ズームレンズです。
100mm~400mmと望遠レンズの中ではかなり使いやすい焦点距離となっています。
ですがこの辺まで来ると注意しなければならないのは重量です。
1kgを超えてくるので長時間の撮影は不可能ではないですが、結構疲労が溜まります。
しかしながらこの高倍率ズームレンズは13万円と望遠ズームレンズの中では安いのがポイントです。
比較的安く望遠ズームレンズを欲しい方におすすめです。
SIGMA 60-600mm F4.5~6.3 DG DN OS
「SIGMA 60-600mm F4.5~6.3 DG DN OS」はSIGMAの超高倍率ズームレンズです。
このレンズの特徴はなんといっても標準レンズから超望遠レンズまで、この1本で完結してしまうことです。
このレンズの最大のデメリットは重量です。
約2.5Kgもあり、最新のロクヨン(600mmF4レンズ)並です。
手持ち撮影はかなり気合を入れなければ厳しいものがあります。
また金額も37万円と高額なため、どうしても60-600mmを1本のレンズで済ませたい!と言うような方にしかお勧めはできません。
広角ズームレンズ
ここでは広角レンズを紹介します。
風景写真やテーブルフォトなど、広範囲のものを撮影したい方に向いています。
広角ズームレンズ | 重量 | 手ぶれ補正 | 描写 | フィルター径 | 価格 |
LUMIX S 14-28mm F4~5.6 Macro | 345g | × | ◯ | 77mm | 約10万円 |
LUMIX S PRO 16-35mm F4 | 500g | × | ◎ | 77mm | 約19万円 |
SIGMA 14-24mm F2.8 Art | 795g | × | ◎ | – | 約13万円 |
SIGMA 16-28mm F2.8 | 450g | × | ◯ | 72mm | 約12万円 |
LUMIX S 14-28mm F4~5.6 Macro
「LUMIX S 14-28mm F4~5.6 Macro」はSシリーズの広角ズームレンズです。
このレンズの一番の特徴は、広角ズームレンズでありながら、全域でマクロ機能が使用できることです。
最短撮影距離は0.15m、最大撮影倍率は0.5倍となっています。
また重量も345gと、超軽量で持ち運びにも便利な1本です。
LUMIX S PRO 16-35mm F4
「LUMIX S PRO 16-35mm F4」は「S PRO」シリーズの広角小三元ズームレンズです。
このレンズは、全域F4の広角ズームレンズです。
小三元レンズではありますが、「S PRO」シリーズということもあり描写力がとても強く、軽量もやや軽めなので使いやすい1本でもあります。
SIGMA 14-24mm F2.8 Art
「SIGMA 14-24mm F2.8 Art」はSIGMAのArtシリーズの広角大三元レンズです。
Artシリーズということもあり、LUMIX S PROシリーズ並みの描写力を持ち、全域F2.8通しという一切手抜きなしの1本です。
難点としては、広角レンズでありながら795gという重量があることです。
ですが、13万円と言う低価格が大きなポイントですね!
SIGMA 16-28mm F2.8
「SIGMA 16-28mm F2.8」は16mm-28mmという広角レンズにしては少し変わった焦点距離となっています。
このレンズの大きな特徴はF2.8通しの上、450gという超軽量なことです。
気軽に広角レンズを持ち運び撮影していきたい方は、おすすめの1本です。
単焦点レンズ(LUMIX)
ここからは単焦点レンズです。
まずはLUMIXのレンズから紹介していきます。
単焦点レンズ(LUMIX) | 重量 | 手ぶれ補正 | 描写 | フィルター径 | 価格 |
LUMIX S 18mm F1.8 | 340g | × | ◯ | 67mm | 約11万円 |
LUMIX S 24mm F1.8 | 310g | × | ◯ | 67mm | 約11万円 |
LUMIX S 35mm F1.8 | 295g | × | ◯ | 67mm | 約8万円 |
LUMIX S 50mm F1.8 | 300g | × | ◯ | 67mm | 約5万円 |
LUMIX S 85mm F1.8 | 355g | × | ◯ | 67mm | 約7万円 |
LUMIX S PRO 50mm F1.4 | 955g | × | ◯ | 77mm | 約21万円 |
LUMIX S 18mm F1.8
「LUMIX S 18mm F1.8」はLUMIX Sシリーズの超広角レンズになります。
18mmですが、開放F値1.8ということで広角の中にも”ボケ”感を表現することができます。
風景・夜景撮影、テーブルフォトに向いています。
LUMIX S 24mm F1.8
「LUMIX S 24mm F1.8」はLUMIX Sシリーズの広角レンズになります。
大三元レンズでは表すことのできないF値1.8の世界を楽しむことができます。
広角レンズのため、風景・夜景撮影からスナップ撮影に向いています。
LUMIX S 35mm F1.8
「LUMIX S 35mm F1.8」はLUMIX Sシリーズの標準レンズになります。
35mmということで自然に撮影できるとても扱いやすい焦点距離となります。
F値1.8ということでかなり被写界深度が浅いのにに、295gと超軽量という2つの特徴を持ち合わせています。
スナップ撮影に向いています。
LUMIX S 50mm F1.8
「LUMIX S 50mm F1.8」はLUMIX Sシリーズの標準レンズになります。
50mmという焦点距離は標準レンズでありながら中望遠にも近く、ポートレート撮影にも使用できます。
また価格が5万円という”破格”なところも大きなポイントですね!
ジャンル関係なくオールマイティに使用できます。(特にポートレート)
LUMIX S 85mm F1.8
「LUMIX S 85mm F1.8」はLUMIX Sシリーズの中望遠レンズになります。
85mmはポートレート撮影に最適な焦点距離となります。
F1.8という絞りを活かして人物が浮き出るような画を映し出すことができます!
ハマる人はハマる85mmですね!
ポートレート撮影に向いています。
LUMIX S PRO 50mm F1.4
LUMIX単焦点レンズで最後に紹介するのは「LUMIX S PRO 50mm F1.4」です。
このレンズはLUMIX 「S PRO」シリーズの標準レンズになります。
S PROシリーズということで開放F値も1.4と低く、とてもシャープな描写力です。
このレンズは絞りをレンズ側で操作できるため、マニュアル感覚で操作できる楽しさがあるのも特徴の1つです。
またフォーカスリングをスライドさせることでAF/MFを一瞬で切り替えることができ一瞬のチャンスの逃しません!これめちゃめちゃ便利です。
マイナスポイントとしては重量が1kg近くあり、気軽に持ち運びするにはやや重いレンズではあります。
しかしながらそのようなマイナスポイントも打ち消すくらいの性能を持ち合わせた優秀なレンズです!
作品撮影に向いています。
単焦点レンズ(SIGMA)
ここからはSIGMAの単焦点レンズを紹介していきます。
単焦点レンズ(SIGMA) | 重量 | 手ぶれ補正 | 描写 | フィルター径 | 価格 |
SIGMA 35mm F1.2 DG DN Art | 1090g | × | ◎ | 82mm | 約15万円 |
SIGMA 35mm F1.4 DG DN Art | 645g | × | ◎ | 67mm | 約11万円 |
SIGMA 85mm F1.4 DG DN Art | 630g | × | ◎ | 77mm | 約10万円 |
SIGMA 35mm F1.2 DG DN Art
まず紹介するのは「SIGMA 35mm F1.2 DG DN Art」です。
このレンズはなんと言っても開放F値1.2!!
開放F値が明るければ明るいほど解像度が落ちがちだが、このレンズは開放で撮影しても見事な描写力を見せてくれます。
それでいてボケ感についてはうっとりするような美しさ。
ですがもちろんマイナス点もあり、1kgを超える重量があり35mmたんしょうてんにしてはかなり重いです。
ですがこのレンズでしか味わえない世界観があり、重量が耐えれるようならかなりおすすめの1本になります。
SIGMA 35mm F1.4 DG DN Art
続いて紹介するのは「SIGMA 35mm F1.4 DG DN Art」です。
こちらも上記で紹介したレンズと同様SIGMAの「Art」シリーズです。
F1.4にすることで重さを645gまで落としています。
そのため、かなり気軽に持ち運びもできます!
しかも「Art」シリーズのため、高い描写力も兼ね備えています。
SIGMA 85mm F1.4 DG DN Art
最後に紹介するのは「SIGMA 85mm F1.4 DG DN Art」です。
こちらも上記で紹介したレンズと同様SIGMAの「Art」シリーズです。
85mmF1.4でありながら、重さが630gという超軽量。
動画撮影のためにジンバルにも乗せることが可能です。
しかも「Art」シリーズのため、高い描写力も兼ね備えています。
マウントアダプターでEFマウントを使用
近年Lマウントのラインナップがかなり多くなりましたが、まだ少し足りない箇所があることも事実です。
そのような時はマウントアダプター【SIGMA MC-21】を使用することでCanon EFマウントレンズを使用することができます。
SIGMA MC-21を使用することでほぼ全ての画角をカバーすることが可能となります。
僕もMC-21を使用して600mmF4(通称ロクヨン)レンズで撮影することもあります。
まとめ
今回紹介したレンズをまとめていきます。
レンズ一覧
標準ズームレンズ | 重量 | 手ぶれ補正 | 描写 | フィルター径 | 価格 |
LUMIX S 24-105mm F4 Macro O.I.S. | 680g | ◎ | ◯ | 77mm | 約15万円 |
LUMIX S PRO 24-70mm F2.8 | 935g | ◎ | ◎ | 82mm | 約27万円 |
SIGMA 24-70mm F2.8 Art | 835g | × | ◎ | 82mm | 約11万円 |
SIGMA 28-70mm F2.8 | 470g | × | ◯ | 67mm | 約8万円 |
望遠ズームレンズ | 重量 | 手ぶれ補正 | 描写 | フィルター径 | 価格 |
LUMIX S PRO 70-200mm F4 | 985g | ◯ | ◎ | 77mm | 約20万円 |
LUMIX S PRO 70-200mm F2.8 | 1570g | ◯ | ◎ | 82mm | 約31万円 |
LUMIX S 70-300mm F4.5~5.6 Macro | 790g | ◯ | ◯ | 77mm | 約15万円 |
SIGMA 100-400mm F5~6.3 DG DN OS | 1135g | ◯ | ◯ | 67mm | 約13万円 |
SIGMA 60-600mm F4.5~6.3 DG DN OS | 2495g | ◯ | ◯ | 105mm | 約37万円 |
広角ズームレンズ | 重量 | 手ぶれ補正 | 描写 | フィルター径 | 価格 |
LUMIX S 14-28mm F4~5.6 Macro | 345g | × | ◯ | 77mm | 約10万円 |
LUMIX S PRO 16-35mm F4 | 500g | × | ◎ | 77mm | 約19万円 |
SIGMA 14-24mm F2.8 Art | 795g | × | ◎ | – | 約13万円 |
SIGMA 16-28mm F2.8 | 450g | × | ◯ | 72mm | 約12万円 |
単焦点レンズ(LUMIX) | 重量 | 手ぶれ補正 | 描写 | フィルター径 | 価格 |
LUMIX S 18mm F1.8 | 340g | × | ◯ | 67mm | 約11万円 |
LUMIX S 24mm F1.8 | 310g | × | ◯ | 67mm | 約11万円 |
LUMIX S 35mm F1.8 | 295g | × | ◯ | 67mm | 約8万円 |
LUMIX S 50mm F1.8 | 300g | × | ◯ | 67mm | 約5万円 |
LUMIX S 85mm F1.8 | 355g | × | ◯ | 67mm | 約7万円 |
LUMIX S PRO 50mm F1.4 | 955g | × | ◯ | 77mm | 約21万円 |
単焦点レンズ(SIGMA) | 重量 | 手ぶれ補正 | 描写 | フィルター径 | 価格 |
SIGMA 35mm F1.2 DG DN Art | 1090g | × | ◎ | 82mm | 約15万円 |
SIGMA 35mm F1.4 DG DN Art | 645g | × | ◎ | 67mm | 約11万円 |
SIGMA 85mm F1.4 DG DN Art | 630g | × | ◎ | 77mm | 約10万円 |
いかがでしたでしょうか?
Lマウントレンズ、かなりラインナップが増えてきて使いやすい時代になってきました。
そしてサードパーティ製レンズ(SIGMA)の性能もかなり高くLマウントレンズにこれから参入しても全く困ることはありません。
皆さんもLマウントレンズで楽しんでいきましょう!
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